男性のヒゲや胸毛などのムダ毛が、男性ホルモンの分泌によって生まれることはよく知られています。では、男性ホルモンがムダ毛の量を決定しているのでしょうか?
本題に移る前に医学的な説明を少ししておきます。動物の発生過程での組織の分化、その成長、生殖機能の発達を促したり、外部環境が変化しても内部環境を一定に保つ恒常性を調節したりする役割を担うのがホルモンです。そして男性ホルモンには、男性の第二次性徴(睾丸の増大、陰毛の発生、声変わり、ヒゲの発生)などを促し、男性的な体つきにするという働きがあります。体毛の発育を促進するのが、男性ホルモンなのです。
男性ホルモンは、毛の根っこのもととなる「毛乳頭」を刺激して、毛を太くする「毛母細胞」を増殖させ、剛毛やムダ毛を発生、成長させます。男性ホルモンは健康な男子の場合、1日におよそ7mg程度の分泌があるといわれています。その男性ホルモンの分泌程度により、ムダ毛の濃さが決定されるのです。
